アートメイク(眉)除去のポイント。「白」インクがはいっているかいないか。
経過例の解説
施術内容:ピコレーザー(エンライトン)の照射によるタトゥー除去
来院数:1 1回:¥23,000 (税別)
メイク、カバー等:なし
リスク・副作用:
・色素沈着が起こりうる(徐々に消えます)
・水ぶくれができる可能性(数日で跡にならずに綺麗に治ります)
※経過には肌質、なによりインクによる個人差がかなりあります。特に施術数・期間については、あくまでご参考程度にご覧ください。
コメント
【重要】知らないうちに入っているかも 「白」インク
アイラインのアートメイクの色は一般的には黒です。しかし黒以外に「白」インクを使っていることが少なくありません。アートメイクショップの店員さんに「白を使っていますよ。」と言われていなくてもです。私は関係ない、、と思っている方、そうではないかもしれません。例えばアイラインの形が満足いかない場合、すでに入っている黒インクの上に肌色やオレンジを重ねることで修正をすることがあります。一見白は関係ないと思っても、肌色やオレンジの色を作り出すために「白」を使います。また、黒を入れる前に、ベースで眉全体に白、または白を混ぜたグレーを全体に入れていることがあります。この「白」インクはとても厄介なのです。
「白」インクは1回目照射直後から「黒」に変色してしまう
「白」インクはレーザーを照射した直後から「黒」に変色してしまいます。そして変色した黒は、もともと黒いインクよりもはるかに消えにくいのです。つまり消えるまでに非常に回数がかかります。例えば通常の黒が5回ならば倍以上の10回以上かかるとか、、何回かかるかは厳密にいうとピコレーザーをあてていかないと分かりません。そもそも従来からあるQスイッチレーザーではとることができません。ピコレーザーでなんとかとれるようになってきました。
診断がとても重要
もし「白」インクが入っていて、それに気づかずレーザーを照射してしまうと、、、
レーザー照射前より眉アートメイクが濃くなってしまい、かえって目立つことがあります。実際に他院さんでレーザーをあててもらったらノリが張り付いたみたいに濃くなってしまった、と相談を受けたこともあります。一度濃くなると消えるまでずっと目立ちます。1~2年我慢強く治療を継続する必要があります。ピコレーザーをあてる前にアートメイクをじーとみて、「白」があるかないか、「白」が混ざった肌色やオレンジがないかしっかり確認する必要があります。
ルーチェ東京美容クリニックではテスト照射をします。
「白」インクが入っているかどうか、確実にわかる方法はピコレーザーをあてるしかありません。そこでルーチェ東京美容クリニックではテスト照射を行っております。一般的に眉頭は眉毛が濃いので、眉頭の眉毛で隠れやすいところに直径2mmで1回だけピコレーザーをあてます。直後から黒くなったら「白」が入っていることになります。照射を中断して、全部あてるかどうかを相談します。「白」が入っていなければ直後に黒くなることはないので、そのまますべてあてて問題ありません。